令和七年 上尾市 消防出初式 が開催

 上尾市・伊奈町の消防広域化後、初となる出初式が開催され、市民町民の皆様ご観覧のもと、市消防と消防団による分列行進や年頭の訓示が行われました。
私は県議として出席、代表して来賓祝辞を述べました。
 
  
 
 日本の消防の歴史は、江戸時代に自治組織である町火消からスタートし、戦前は各知事の警察権が掌握した消防組、防空団体としての警防団、戦後には県警察から切り離され全国の市町村に消防団が誕生し、ご当地においては上尾市が昭和40年、伊奈町が昭和58年に自治体消防が発足し今日まで至るなど、まさに住民と行政の協働の歴史といえます。
 この度は、住民によるふるさと納税型クラウドファウンディングなども当てられ、大規模震災に対応する「高度救助隊」が発隊するなど、日頃各お立場の皆様が「安心安全へのお取り組み」を頂いていることに、改めて感謝と敬意を感じる場となりました。
 
 
 私からは埼玉県の取り組みとしてー
🔹「埼玉版FEMA」と称して災害シナリオを作成し、消防・警察・自衛隊の連携訓練などのサポート
🔹消防広域化計画により、上尾・伊奈では「現着時間の短縮」や、「同時出動できる消防力アップ」などが実現された一方、各種調整が生じた場合の対応
🔹救急逼迫解消につながる#7119 の体制強化提案や、昨年12月に予算化〜議決に成功した北上尾BS通りの立体交差事業、第二産業道路の更なる延伸ほか各県道の改良による渋滞解消
など、ハード・ソフト両面で、現場のサポートにつとめていく旨述べさせていただきました。
 
 本県は、全都道府県で最も昼夜間人口比が低く、日中域外で働く方が多い特性を持ちます。
 働く世代の多くが外にいる日中に発災すれば、家族や大切な人の安全を守るためには、互いの支えあいが他県以上に必要といえます。
 そういった点でも、本年も昼夜を問わず地域の安全をつくる皆様のご活躍に感謝とご期待を申し上げますとともに、皆様もいざという時には心ひとつに、そして時代と共に変わる消防行政を応援いただき、共にお支えいただけましたら幸いです。