釣り禁止問題が「月刊 つり人」に掲載
禁止撤回の陳情 4344名の署名で市議会へ
尾花あきひとこんにちは、上尾市議 尾花あきひとです。
前回の一般質問で取り上げた「丸山公園 釣り禁止」問題。
上尾丸山公園における「かいぼり(大池の水を抜いて水質改善する事業)」後に「釣り行為を禁止する方針」が 市民に知らされることなく進められていた事について指摘したもの。
市政レポートvol.19[PDFファイル]（内側ページにまとめあり）
「かいぼりそのもの」は水質改善に繋がる事業ですが 問題となっているのはその後の方針です。
同公園で親しまれてきた「釣り行為」を 利用者の声を聞くこともなく一方的に禁止する という市の方針と姿勢に対しては関係者から抗議の声が起きており、定例会後に実際に実施された「かいぼり」を経て、約２ヶ月後にあたる今定例会には「上尾丸山公園での釣り存続に関する陳情」という事で４３４４筆の署名をもって 陳情書が提出されました。
冬の議会答弁で、市は「釣り人口は把握していない」と回答しましたが 今回はじめて可視化されたと捉える事も出来ます。
市は市民の需要や現状をふまえず「釣り禁止」方針を示してきましたが、陳情をふまえての対応が注視されるところです。
本件については「釣り業界の各種イベントで話題になる事が増えた」との話を耳にしていましたが、総合釣り雑誌である「月刊 釣り人」最新号 において 「埼玉県 上尾丸山公園の釣り存続問題 私たちが理不尽な『禁止』に反対する理由」として４ページに渡り詳細が掲載されました。
「月刊つり人2020年4月号」より[PDFファイル]
（「つり人社」編集部許可のもと 掲載しております）
記事に掲載されているように、かいぼりで引き上げた魚の処理等に関して「水産庁の専門官が上尾市役所を訪問し 憂慮される問題点等を伝えた」といった状況も発生しており、これら経緯をふまえ、 新年度にかかる予算特別委員会にて質疑をいたしました。
令和元年３月定例会「予算特別委員会(3/2)」(3:51:40〜)
(リンク先 市議会HPにて動画閲覧可能です)
市はアンケート等においても（市がこれまで大会等の後援も行ってきた）「『釣り行為』は都市公園条例違反だった」との見解を示していますが、上尾市政の問題は こういった事が起きた後の対応部分にこそあると感じます。
勿論責任は問われるべきですが、長年の市政運営において不測の事態が発生する事はありえる事です。
こういった状況でも 市民の意向を聴取し 良い回答を導き出せるかどうか に、市の力があらわれるのではないでしょうか。
昨年末 かいぼり事業の様子
参加者には事業後の釣り禁止や 処分方針の説明はなかった
冬の定例会後 大池そばに設置となったアンケート箱
市役所やＨＰにも掲載すべきでは？と指摘した
